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VESMA Tutorials

Jul. 9, 2005
HIU IMLab
http://vesma.sourceforge.net
あぶすと

目次

インストールとセットアップ

VESMAにはいくつかのインストール方法が用意されていますが,「Java Web Start」という技術を用いた,最も簡単な方法を紹介します.インストールといっても,画面に表示される指示に従ってマウスをクリックするだけです.それと,最初にちょっとだけセキュリティ確保のためのセットアップも説明します.

(現在(2005/07/09)Macintoshを利用している人は,こちらの方を先に読んでください.)

インストール

Java Web Start

VESMAのインストールは「Java Web Start」という技術を用います.これは,Javaアプリケーションの配布方法で,自動更新の機能なども付いてます.現在のところ,WindowsとLinuxに対応しています.

現在,VESMAはstableとunstableの2つのバージョンを提供しています.通常はstableを使用して下さい.インストールはそれぞれ以下のリンクをクリックして下さい.Windowsの人は,MozillaやFireFoxを使うよりInternet Explorerで行う方がスムーズかもしれません.

stuble:http://vesma.sourceforge.net/webstart/

unstuble:http://vesma.sourceforge.net/unstable/

コンピュータにJavaがインストールされてい場合などは,合わせて自動でインストールされるので,非常に時間がかかるかもしれません.ネットワークの調子が悪いとインストールに失敗することもあるので,そのような時には,時間を置いてまた試してみて下さい.(「???が壊れている」というようなエラーメッセージが出る場合もネットワークが原因のようです.)

それでも上手くいかない人は「インストールが上手くいかない人」を読んでみて下さい.

起動

インストールがすむと,自動的にVESMAが起動します.「VesmaLauncher」というタイトルのウィンドウが現れるはずです.色々設定項目がありますが,最初はそのまま一番下の「OK」ボタンをクリックして下さい.

次に「login」ウィンドウが開きます.始めはnameとpasswordの欄にそれぞれ「admin」と「adminPassword」と入力して「Ok」ボタンを押して下さい.

いったん,VESMAを終了して再起動する場合の話ですが,インストール時に,ショートカットを作成していれば[スタート]--->[すべてのプログラム]--->[VESMA]---> [VESMA]で起動したり,デスクトップのアイコンから起動できるようになります.

もし,インストール時にショートカットを作成しなかった場合には,Webブラウザでhttp://vesma.sourceforge.net/webstart/vesma.jnlp (またはhttp://vesma.sourceforge.net/unstable/vesmaUS.jnlp)を開くとVESMAを起動できます.(または.javawsというコマンドから起動することもできます.)

セットアップ

最初に述べたように,ここでは最低限のセットアップだけ説明します.VESMA(ELM-VE)には,ユーザ管理が必要です.まず,管理者のパスワードを変更しておきます(すみません.2005/07/09現在管理者のパスワードの 変更が反映されないというバグがあります.).

メニューから[config]--->[config]を選択して「ConfigDialog」を表示させます.まず,[admin]タブが選択されていることを確認してパスワードを入力して下さい.確認のために[check]ボタンを押して「OK」と出ることを確認して下さい.

次に[users]タブをクリックします.ユーザ一覧に「guest」というユーザが存在していますが,セキュリティホールとなる可能性があるので削除します.「guest」の行をクリックして「Del」ボタンを押して下さい.

次に一般ユーザを作成します.name,userID,password,role,avatar,homeの項目を埋めて下さい.

ユーザ設定の例
項目
name hogehoge
userID hogehoge@hogehoge.com
password xxxxxx
password xxxxxx(上と同じもの)
role guest
avatar default
home /

nameは自由に名前を設定できます.userIDは,個人を特定するための識別子で自分のメールアドレスにすることを推奨します.passwordは特に制限はありません.roleはデフォルトの「guest」にしておいて下さい.avatarは「default」にしておいて下さい.homeはとりあえず「/」のままで良いです.最後に「Add」ボタンを押せば新しいユーザが作成されます.

最後に,「ConfigDialog」の一番下にある「OK」ボタンを押して設定を終了させて下さい.

現在,以上のようなセットアップなどの設定をするためには,管理者としてログインする必要があります.一般ユーザでは「ConfigDialog」を出せないので注意して下さい.

終了

VESMAを終了させるためには,ウィンドウの「閉じる」ボタンを押すか,メニューから[file]--->[Quit]と選択して下さい.終了しない場合は強制終了させます.[file]--->[Kill]を選択して下さい.

アンインストール

Windowsの場合には,[スタート]--->[コントロールパネル] --->[プログラムの追加と削除]で,通常のソフトと同じように可能です.

Linuxの場合には,[javaws]とコマンドを入力して,[ユーザ(タブ)]--->[VESMA(右クリック)]---> [アプリケーションの削除]で可能です.

基本操作

この章の内容は,これからいろいろ変化する可能性があります.VESMAには4種類のクライアントがありますが,ここではデフォルトのac.hiu.j314.vesma.Vesma3dクライアントの説明をします.

とりあえず,ここでは細かいことは抜きにして簡単な操作を紹介しています.実際にVESMAを起動してやってみると良い.

ログイン

管理者権限でログインすると,一般ユーザと少し違う扱いになるので,一般ユーザでログインして下さい.前節の続きでVESMAが,まだ起動した状態であれば,いったん[File]--->[Quit]で終了した後,再度VESMAを起動し,前節で作成したユーザのnameとpasswordでログインして下さい.

移動

移動は,キーボードのカーソル移動キーを使用して下さい.VESMAのウィンドウがフォーカス(選択)されていないと動かないのでVESMAのウィンドウをクリックしてから操作して下さい.

使用できるキーは以下のとうりです.

移動に関するキー
キー 動作
カーソルキー 東西南北に移動
aとz ズームイン・アウト
sとx 視点を上げる・下げる
dとc アバタを中心に回転
fとv 上,下に移動

アバタをマウスでドラッグしても移動することができるようになりました.

オブジェクト作成

「object」メニューを選択すると作成できるオブジェクトのリストが出ます.ためしに「VHtml」を選択してみて下さい.これはHTML,つまりWebページのデータを表示するためのオブジェクトです.新しいアイコンが表示されます.作成されたオブジェクトはマウスの左ボタンでドラックすれば,場所を移動できます.(この移動は,カメラから見た上下-左右の移動で,カメラは通常斜め上から見ているので,上下-左右の移動もその分傾きます.シフトキーを押しながらドラッグすると前奥-左右の移動ができます.)すでに作成されたオブジェクトの上で,マウスの中央ボタンでクリックするとオブジェクトが削除されます.(マウスの中央ボタンが無い場合は[Alt]キーを押しながらクリック.(現在のところMacintoshの1ボタンマウスでは操作できないようです.))

オブジェクトの操作

VESMAのオブジェクトには,それぞれにカスタマイザと呼ばれる機能があります.VHtmlオブジェクトに関して言えば,Webページを表示するための機能が設定されています.さきほど作成したVHtmlオブジェクトをダブルクリックしてみて下さい.デフォルトのHTMLデータが新しいウィンドウ上に表示されます.URLの入力欄に好きなURLを入力すると,別のページが表示できます.(ファイアーウォールなどで直接Webページが見れない環境では,proxyの設定が必要です.ここでは説明を省略しますが,設定はVESMA全体の設定でやります.) (未対応:Java5からは,proxyの設定がJava側でなされる)ウィンドウの「閉じる」ボタンで終了させられます.

上の例ではVHtmlというオブジェクトを操作しましたが,他のオブジェクトの操作もほぼ同様です.ダブルクリックすればカスタマイザが開き,そこでいろいろなことを行ないます.

VHtml以外の他のオブジェクトについても一つ一つ説明すべきでしょうが,まずは,先に進みましょう.

仮想空間内での会話

今の状態では,一人だけで仮想空間内にいると思いますが,仮想空間内で会話する方法を説明します.自分のアバタをダブルクリックしてみて下さい.発言を入力するための小さなウィンドウと「吹き出し」が出てきます.あとはウィンドウに文字を入力して最後にEnterキーを押せば吹き出し内に表示されます.発言を入力するウィンドウを閉じると吹き出しも消えます.

他の仮想空間への移動

VESMAでは一つのサーバに複数の仮想空間を用意できます.仮想空間は,パソコンのOSのファイルシステムのフォルダのように,階層構造を成すように,配置されます.起動したばかりのVESMAは1つの仮想空間しかもちませんが,その中に別の仮想空間を作成できます.

[Object]--->[room]を選択して下さい.小さな家のアイコンが表われます.そのアイコンにカーソルキーを使って体当りして下さい.アイコンが消えてしまったと思います.これはその家の中に入ったことを意味します.こんどは「Exit」オブジェクトを作ってみて下さい.このオブジェクトに体当りすれば外の空間に出ることができます.(この辺は,ユーザインタフェースとしてわかりづらいですが,そのうち改良します.)

サーバ間の移動

今まで説明もなしにサーバという言葉を使っていましたが,VESMAはクライアントを起動すれば自動的にサーバも起動されます.今まで見てきたものは,その同時に起動されるサーバの中身だったわけです.

今度は,自分のサーバ以外の別のサーバに移動することを試してみます.ただ,サーバだけ別に起動させるのは多少面倒なので,普通にVESMAを2つ起動することによって,自動的に起動されるサーバを2つ用意して実験してみます.

VESMAを2つ同時に起動する

ネットワークでつながったパソコンを2台持っている人は,それぞれのパソコンでVESMAを起動して実験するのが良いでしょう.ここでは,1台のパソコンで2つのVESMAを起動する方法を説明します.2台のパソコンを持っている人は,ここでの説明を読めば設定方法がわかるでしょうから,本当の意味でのモバイルエージェントを試してみて下さい.

(2003/12/19追加)最初に,VESMAがすでに起動していたら終了しておいて下さい.通常は必要ないのですが,rmiregistryを起動しておいて下さい.(***要説明***)

1つめのVESMAは前節で説明した方法で同じように起動できます.設定を行いたいので管理者としてloginして下さい.

2つめのVESMAは,VESMAの起動後に現れる「VesmaLauncher」の[Server Name]欄で,「VESMA2」と入力して[OK]ボタンを押して下さい.このようにすると2つめのVESMAが起動されますが,設定は1つめの設定とは別に作成されるので,[name]と[password]の欄には「admin」と「adminPassword」と入力して管理者でloginして下さい.ユーザアカウントなどの設定はもう一度設定することが必要になります.適宜変更して下さい.

通信のための設定

すぐにでも,サーバ間の移動をを試したいところですが,VESMAのサーバはデフォルトでは他からの通信を一切受け付けないように堅牢に設定されています.その設定を外すところから始めます.以下の設定は,起動した2つのVESMAのそれぞれで行なう必要があります.

まず,自分の使っているパソコンのIPアドレスを知っておく必要があります.VESMAを起動したときに,一番最初に出る「VesmaLauncher」の一番下の欄に[in:]というのがあります.そこに「xxx.xxx.xxx.xxx」(xは任意の数字)と表示されてますが,xxx.xxx.xxx.xxxの部分が使用しているパソコンのIPアドレスとなります.忘れそうな人はメモしておいて下さい.ここでは,そのアドレスが192.168.1.10だとして話を進めます.

これから通信の許可の設定をするのですが,自分の使っているコンピュータネットワークは安全なので簡単に設定したいという人は[1]の設定を,心配なのできちんと設定したいという人は[2]の設定を行って下さい.

[1]設定を行なうので,管理者としてVESMAにログインします.[Esc]キーでメニューを開いて[config]で設定します.[import]タブをクリックして,一番上の項目を「DENY」から「ACCEPT」に変更して下さい.次に[export]タブをクリックして,同じく「DENY」を「ACCEPT」に変更して下さい.

[2][Esc]キーでメニューを開いて[config]で設定します.[import]タブをクリックして[ACE]欄に「S_ADDRESS 192.168.1.10 255.255.255.255 ACCEPT」と入力し[Add]ボタンを押します.これで192.168.2.10から自分のサーバに送られてくるメッセージの通過を許可します.こんどは自分のサーバから出ていくメッセージの種類を限定します.[export]タブをクリックして[ACE]欄に「D_ADDRESS 192.168.1.10 255.255.255.255 ACCEPT」と入力して[Add]ボタンを押して下さい.(S_ADDRESS,D_ADDRESSの意味はそれぞれSource Address,Destination Addressの意味です.)

チェック項目:WindowsXPのファイアーウォール機能について 調べる必要があるかも

Linkオブジェクトを作成する

最後の準備としてLinkオブジェクトを作成します.最初に起動した方のVESMAで操作してみて下さい.Linkオブジェクトは[Esc]キーを押してメニューを出し[object]--->[link]を選択して下さい変な形のアイコンが現れます.このアイコンをダブルクリックしてカスタマイザを開き,入力欄に

「//192.168.1.10/VESMA2」

と入力して閉じて下さい.あとはこのオブジェクトに体当りすと,サーバ間の移動が始まります.UsernameとPasswordを聞かれるので,2つ目に起動したVESMAで設定したユーザでloginして下さい.

チェック項目

うまくいかない人は以下の項目をチェックしてみて下さい.アバタが他のサーバに行ったまま通信が途切れる(あるいはクライアントが終了してしまう)とそのアバタはゾンビになります.この場合マウスの中央ボタンをクリックして,そのゾンビを削除しないと新たにloginできなくなります.(OR,[Alt]キー+左クリック)

管理者としてloginしたり,一般ユーザとしてloginするにはVESMAを再起動すれば良いのですが,簡単な方法としては以下のようにしてユーザを切り替えられます.[Esc]--->[command],「Command」ウィンドウでreloginと入力してEnterキーを押します.

どうしても上手くいかない場合は,ちょっとした実装上の問題があるので2つのVESMAを一旦両方とも終了して起動し直してみて下さい.

設定がおかしくなって,どうしようもない場合や,デフォルトの設定に戻して最初からやりたい場合などは,設定ファイルを消去すればもとにもどります.Windowsの場合は,通常「C:\Documents and Settings\ユーザネーム\.elm」フォルダの中にあります.(情報大の実習室では「Z:\.elm」)

ファイアウォールを越えた通信

VESMA(ELM-VE)の通信はpeer to peer通信なので,そのままでは ファイアウォールを越えることはできません.ファイアウォールを 越えるためにはElmBridgeというWebシステムのプロキシのようなものを 用意する必要があります.学内・企業内LANのようなネットワーク形態ならば 管理者がElmBridgeを用意するところですが,ここでは通常の家庭での LANを想定して説明します.

当然,以下の実験を行なうには異なるLANが必要なので, 恐らく友人か誰かに頼んで,それぞれの自宅でVESMAを 立ち上げて実験するなどの必要があるでしょう.

ルータのポートを開く

最近では,ADSLなどのブロードバンドでインターネットに接続する人が 増えているので,家にファイアウォール機能を持つルータがあるという 人が多いと思います.通常,ファイアウォール機能を持つルータは セキュリティを考慮して,デフォルトでは外部からの接続要求をすべて 拒否するように設定されている場合が多いです.VESMAを外部のサーバと 接続するためには,この設定を少し変更する必要があります.

この作業は,パソコンでネットゲームをする場合などにも必要となることの ある作業で,ルータのメーカーや機種などによりそれぞれ少しずつ 異なります.ここでは,詳しく述べることはできないので,以下のリンクを クリックして勉強してみて下さい.具体的にやるべきことは,ルータの 1099番と1100番のポートに届く接続要求をVESMAを起動するパソコンに転送 することと,逆に,VESMAを起動するパソコンから外のサーバの1099番と 1100番のポートに接続する許可を与えることです.セキュリティソフトや WindowsXPなどのOSでは自前でファイアウォール機能を設定するものもある ようなので,そのような設定をおこなっている人はそちらも適宜設定して下さい.

「googleで調べる」

ElmBridgeの設定

ElmBridgeは単独で起動することもできますが,面倒なので 普通にVESMAを起動するときに同時に簡単に起動 させることもできるようになっています.

VESMAを起動して最初に現れる「VesmaLauncher」 ウィンドウの下の部分を見て下さい.[out:]と[in:]という欄があり ます.これはファイアウォールの外から見た時のElmBridgeの IPアドレスと,ファイアウォールの内側から見た時のElmBridgeの IPアドレスです.[in:]のほうは自動で設定が入ります. この値は後でまた入力する必要があるので,忘れそうな人は メモしておいて下さい.[out:]のほうはルータに割当てられる IPアドレスを入れることになります.運が良ければ[out:]欄の 右横にある[auto]ボタンを押せば自動で設定が入りますが,入らな かった人は自分で調べるかhttp://elm-ve.sf.net/ipCheck/ipCheck.cgi をチェックして下さい.

最後に[Enable ElmBridge:]というチェックボックスをオンにして下さい. そして一番下の[OK]ボタンを押して管理者でloginして次節の設定に進んで 下さい.

VESMAのElmBridge設定

前節でElmBridgeが起動されたことになりますが,こんどはVESMAに このElmBridgeを使用して通信を行なうように設定をします.

メニューから[Config]--->[Config]を選択して下さい.「ConfigDialog」 が表示されます.[bridge]タブをクリックするとElmBridgeの 設定画面になります.入力欄にVESMAを起動したパソコンの IPアドレス(「VesmaLauncher」ウィンドウの[in:]欄に表示 されていたもの)を入力して下さい.

通信セキュリティの設定

前節の設定で,簡単な方の[1]を選んで設定した人はここでの 設定は必要ありませんが,[2]を選んだ人は以下の設定が必要 です.インターネット上には,クラッカーがたくさんいるので なるべく前節[2]の設定と以下の設定の組み合わせを使うことを おすすめします.

相手のサーバとの間の通信が許可されるように, import,exportの設定を行ないます.この設定には相手側の ルータのIPアドレスとサーバのLAN内でのIPアドレスの2つを 調べておく必要があります.今それぞれのアドレスを, 123.123.123.123と192.168.1.11と仮定してみます. VESMAを起動して管理者としてloginして下さい. まず,importのほうの設定をします. 以下のACE(Access Control Entry)を追加して下さい.

S_BADDRESS   123.123.123.123   255.255.255.255 ACCEPT
S_ADDRESS   192.168.1.11   255.255.255.255 ACCEPT

次はexportのほうのACEを追加します.

D_BADDRESS   123.123.123.123   255.255.255.255 ACCEPT
D_ADDRESS   192.168.1.11   255.255.255.255 ACCEPT

他のサーバに移動してみる

以上,設定が終ったので早速他のサーバに移動してみます. ただし,当然ながら接続する相手側の用意がととのっている 必要があります.以下の操作を始める前に,電話かチャット などで準備が整ったか確認する必要があるかもしれません. それと,相手のサーバの中に入るので相手のサーバに, 自分のためのアカウントが作成されていることが必要に なります.そして相手から自分のためのアカウントの usernameとpasswordを教えてもらっておいて下さい. 二人とも準備ができたら,スタートです.

基本的な操作は前節で説明したLAN内での移動と変りません. 異なるのは接続先を指定する文字列だけです. Linkオブジェクトを作成して下さい. メニューの[object]--->[link]を選択します.アイコンをダブルクリックして カスタマイザを開き,入力欄に

//123.123.123.123;192.168.1.11/VESMA

と入力します.ここで123.123.123.123は向こうのルータのアドレスで, 192.168.1.11は向こうのサーバのLAN内でのアドレスです.あとは これに体当りしてloginするだけです.

まだ書かなければならない項目

まだ書かなければならないことはたくさんありますが, 書けてません.

各種オブジェクトの説明

通信の設定の詳細

通信の暗号化(SSL)

commandでの操作

3Dクライアントの操作

サーバの起動方法

補足説明

Macintoshを利用している人に…

現在(2005/07/09),MacintoshのJavaに関する技術的状況がちょっと過渡的なために,デフォルトの状態ではVESMAをMacintoshで利用することができなくなっています.使用する場合には,MacintoshのWebページからJava5をインストールし,かつMacintoshの開発環境(XCode2.1)をインストールすることで使用可能になるようです.(MacOSX 10.4で動作確認しました.)上手くいかない場合は「Jarファイルでのインストール」の方法で利用できるようになるかもしれません.デフォルトのままで使用したい場合は.もうしばらくお待ちください.(たぶん,もうすぐ出ると思うのですが…)

http://www.apple.com/jp/macosx/features/java/

http://docs.info.apple.com/article.html?artnum=120289

インストールが上手くいかない人

以下の2つの条件の両方にあてはまる人は,上手くインストールできない可能性があります.Java5を手動でインストールするか,Internet Explorerでやってみて下さい.

それでもだめな場合には,「Jarファイルでのインストール」の節を参照して下さい.

Jarファイルでのインストール

ここで説明するインストール方法は,Java(ver5以上)とJava3D(ver1.3以上)が使用できる全てのプラットフォームにあてはまりますが,大抵の場合は上で説明した「Java Web Start」の方法のほうが良いでしょう.何らかの理由で,Java Web Startが利用できない場合は試して下さい.

Java実行環境のインストール

VESMAのインストールの前にJavaがインストールされている必要があります.VESMAを拡張して新しいオブジェクトなどを作成してみたい人はJavaのSDK(Software Development Kit)をインストールして下さい.VESMAを使用するだけならば,ダウンロードサイズの小さいJavaのJRE(Java Runtime Environment)をインストールしておいて下さい.またJava3Dも,別途インストールする必要があります.なるべく新しいJavaをインストールして下さい.現段階ではバージョン5以上が必須です.Sun Microsystemsのページからダウンロードできます.非常に大きなファイルなので,Java関連の雑誌のCD-ROMなどからインストールするのも良いかもしれません.

Jarファイルのダウンロード

VESMAのページに行ってvesma-all.jarというファイルをダウンロードしてきます.vesma-all.jarは好きな場所においてかまいません.VESMAが新しくなりバージョンアップする場合には,新しいvesma-all.jarをダウンロードしてきて古いvesma-all.jarに上書き保存して下さい.必要に応じてショートカットを作成すれば,VESMAを起動しやすくなるでしょう.

ダウンロードしたvesma-all.jarファイル,またはそのショートカットをダブルクリックするとVESMAが起動します.